「一流になりきれていない自分というのをリアルに感じていて……」と率直な思いを語るのは、ダンス&ボーカルグループ「EXILE」「EXILE THE SECOND」のメンバーの黒木啓司さん(39)。パフォーマーとして活躍しながら、今クールでは女優の小池栄子さん主演の連続ドラマ「わたし旦那をシェアしてた」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)に出演。凶悪犯役を演じており、役者としての新たな一面を見せている。宮崎県出身で地元・九州発のエンタテインメントプロジェクトも手がけるなど、幅広く活躍する黒木さんに、役者業についてや、40歳に向けての思いを聞いた。

 ◇役者業は「難しいけれどやりがいがある」

 「わたし旦那をシェアしてた」は、同じ男性・天谷恭平(平山浩行さん)と事実婚をしていた、小池さん、りょうさん、岡本玲さん演じる3人のシングルマザーが、恭平の遺言によりシェアハウスで同居することになり、夫の残した遺産3億円を巡って、愛と欲望のために戦いながら、愛した夫が残した謎とうそに巻き込まれていくミステリー。黒木さんは、恭平の死にも関係している凶悪犯・森雄作役を演じている。

 今回演じた役について、「サイコパスであり異常快楽殺人者。主軸の方々を恐怖に追い詰めていく役」と説明し、「サイコパスな役は初めてですが、この人物の世界観にはまるようしっかり演じていきたい」と語る黒木さん。森を演じた感想を聞くと、「久々の演技ですし、(共演者は)実力派の方ばかりなので、この役を演じきれるのかなという不安はありました」と告白。

 ドラマを手がける中間利彦プロデューサーは、「新しい黒木さんの魅力が見えているなと思っています」と話していたが、8月1日に放送された第5話では、黒木さん演じる森が、小池さんらが演じるシングルマザー3人を殺そうとする様子が描かれ、SNSでは「黒木啓司めっちゃ怖い」「黒木啓司のサイコ役がハマりすぎ」などの声が上がっていた。

 ◇EXILEと役者業

 EXILEでの黒木さんと、役者としての黒木さん。両者の違いについて、どう捉えているかを聞いてみると、「EXILEは自分そのもの、ダンスと音楽が好きで、HIROさんが所属していた『ZOO』(1990年代に活躍したダンス&ボーカルユニット)に憧れて上京し、EXILEになるという夢をかなえました。だからこそ、“EXILE”は自分のすべてです」と話す。

 一方、役者業については、「難しいですが、とてもやりがいがあります」と明かしながら、「まだ楽しい、と言えるレベルにまで到達できていません。一生懸命です」と表現。「どちらかというと、NGを出さないように気をつけたり、現場になじめるようにと、心がけることに気持ちがいってしまうので……」と苦労を明かし、「役者の方と一緒にお芝居させていただくと、改めて役者というお仕事の凄さを実感します。現場は勉強の毎日といいますか、一流の人たちとご一緒できる環境に感謝しています」と刺激を受けている様子。

 役を演じるという経験によって、「EXILEでステージに立ったときの表現の違い」もできるようになったといい、「詩とか曲の雰囲気にあったように踊れるようになった」と変化も明かす。

 ◇来年40歳 新たに描く未来像

 来年1月に40歳の節目を迎える黒木さんは、新しい未来像も描いている。2017年から、自身がプロデュースする九州発エンタテインメント・プロジェクト「THE NINE WORLDS」を始動させており、「今まで培ったもので、九州から発信するエンタテインメントを作っていきたい。それを作ってムーブメントを起こすことが、(自身が所属する)LDHへの恩返しだと思います」と語る。

 「今まで培ったEXILEエンタテインメントをこの九州(プロジェクト)に落とし込んで、新しいエンタテインメントを発信し、ここでムーブメントを生み出せたときに、自分の自信にもなると思いますし、EXILE、EXILE TRIBE、LDHの一員としての役割を果たせるのかなと思います」と続けた。

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 「ヒット曲にめぐりあえるのか、めぐりあえないのか。こういう作品に出て、爆発できるのか、できないのか。それは、タイミングも大きく関係していると思っていて、持っている人じゃないと(訪れない)」と話す黒木さん。自身の“転機”について聞くと、「まだ“転機”は訪れていない。40歳かもしれないし、45歳かもしれないし、ないかもしれない」と話す。

 「人と人」を大切にしているという黒木さんは、「いつか『LDH九州』を作りたい」と明かす。「EXILE THE SECONDとしてヒット曲を生み出したいですし、何かムーブメントを起こせたときや、THE NINE WORLDSのプロジェクトで、一つのエンタテインメントを作り上げたときに、やっとEXILEやLDHへ貢献ができたとこれまでの活動に納得できるのかもしれません」。

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