東京ビッグサイト(東京都江東区)ほかで開催中の日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)96」のコスプレエリアでは、人気キャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーが自慢の衣装を披露している。初日の8月9日の最高気温は35.6度で、露出度の高い衣装のコスプレーヤーも目立っていた。冬には難しい水着風衣装も見られ、コスプレーヤーはそれぞれ暑さ対策をしている。

 初日となった9日は、強い日差しが照りつけ、日陰で休憩したり、水分を補給しながらコスプレを楽しむコスプレーヤーも多く見られた。コスプレタレントの綾川ゆんまおさんは、「熱中症などで体調を崩してしまったら、イベントも楽しめませんし、衣装も台なしになってしまいます。夏は、甲冑(かっちゅう)系の衣装を避ける人も多いようです。薄めの生地や、動きやすい伸縮性のある生地で衣装を作ることもあります」と説明する。

 SNSなどで、コスプレーヤー同士で暑さ対策の情報交換をしたり、注意喚起し合うこともあるといい、綾川さんが「小型の扇風機を携帯したり、コスプレーヤー同士で冷却剤を差し入れし合ったりして、熱中症対策をしています。日焼け止めも汗で流れてしまうため、頻繁に塗って対策しています」と話すように苦労も多いようだ。

 水着風など露出度が高い衣装が目立つ一方で、夏にもかかわらず甲冑を着込んだコスプレーヤーも見られる。綾川さんは「甲冑は熱がこもりやすいので、頻繁に脱いだり、休憩をしているようです。気合で乗り切る!という人もいますが、命の危険もあるので、注意してほしいですね」と話していた。

 コミケは、1975年に始まったマンガやアニメ、小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。12日まで。