日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)96」が9日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まり、初日の来場者数は約16万人を記録。令和初のコミケ初日となったが、入場有料化、会場変更によるサークルスペースの減少やこれまでより1日多い4日間開催、企業ブースが1.5キロ離れた青海展示棟に移動して初の2地区開催になったことなどさまざまな要素もあったが、昨年夏の「コミケ94」初日とほぼ同程度の数となった。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。2018年夏は3日間で約53万人、同年冬も同じ3日間で約57万人を集めた。

 今回のコミケ96では、2020年夏の東京五輪に向けた工事のため、東京ビッグサイトの東展示棟が使えず、南展示棟が新設されたものの、一日ごとに配置できるサークルスペースが従来の約75%になった。これに伴い、コミケ96、12月28~31日のコミケ97、2020年5月2~5日のコミケ98は、4日間にわたって東京ビッグサイトの西展示棟と南展示棟、そして東京ビッグサイトから約1.5キロ離れた青海展示棟で開催される。同じ敷地内ではない二つの離れた地区でコミケが開催されるのは、今回のコミケ96が初めて。なお、これまでのコミケで使用されていた東展示棟は、入り口にシャッターが下ろされ、入れないようになっている。

 また、これまで一般参加者は無料で入場できたが、今回のコミケ96では有料のリストバンドが必要となる。リストバンドは、冊子版カタログ(書店販売価格2500円、当日販売価格2000円)に4日分が付属。また、アニメイト、コミックとらのあな、メロンブックスなどでも一日分540円で販売されている。当日も500円で販売される。

 コミケ初日は、人気ゲーム「Fate」シリーズや「艦隊これくしょん-艦これ-」などの同人誌が並んだ。企業ブースは、アニプレックスやKADOKAWAなどのエンタメ系企業に加え、郵便局なども出展している。