モデルで女優の玉城ティナさんが9月28日、東京都内で行われた映画「惡の華」(井口昇監督)の公開記念舞台あいさつに登場。劇中で「クソムシが」などという言葉を吐く問題児の仲村佐和を演じた玉城さんは、「仲村というキャラクターは圧倒的な存在感がありましたし、私が演じることでなにか仲村にプラスになる要素になればいいなと思っていました」と撮影を回顧。一緒に登壇した原作者の押見修造さんから「僕の中では仲村佐和というより“玉城佐和”になっている。それぐらい最高」と絶賛されると、「光栄で震えるんですけど」とほほ笑み、「ほっとしています」と安堵(あんど)の表情を見せていた。

 舞台あいさつには主演の伊藤健太郎さん、飯豊まりえさん、秋田汐梨さん、井口監督も出席。仲村と主従関係を結ばされる主人公の春日高男役を演じた伊藤さんは「中学生の役です、と言われ、これは大変な撮影になるだろうなと思っていました。同時に今までやったことがない役柄でもあったので、これから役者としてやっていく上で大きなものになるなと感じていたので、うれしかったです」と語った。

 また、舞台あいさつで今作がポーランドで行われる「ファイブフレーバーズアジアン映画祭」への出品が決まったことが発表され、伊藤さんは「(以前に)違った舞台で海外の思春期の少年を演じたことがあるんですが、時代や性別、国が違っても、思春期のときに考えることって同じなんですよ。だからポーランドの映画祭に出品して、海外の人たちに見てもらって共感はしてもらえるんじゃないかなという自信はすごくある」と自信たっぷりに語っていた。

 舞台あいさつでは、押見さんから出演者へサプライズで描き下ろしの似顔絵色紙がプレゼントされた。玉城さんは「すごいすてきな絵を描いてくださって本当にうれしいです。打ち上げのときも押見さんは描いてくださって、こんなに原作者さんの愛が感じられる作品も珍しいんじゃないかなと思う。宝物です」と感激していた。

 映画は、2009~14年にマンガ誌「別冊少年マガジン」(講談社)で連載され累計発行部数300万部を記録し、「マンガ大賞2012」にもノミネートされた押見さんのマンガが原作。ボードレールの詩集「惡の華」を心のよりどころに息苦しい毎日を過ごす春日(伊藤さん)は、放課後の教室で憧れのクラスメート、佐伯奈々子(秋田さん)の体操着を見つけ、つかみ取ったままその場を離れる。やがて春日は一部始終を見ていた佐和から、それを秘密にする代わりにある“契約”を持ちかけられる……というストーリー。

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