俳優の要潤さんが、12月7日から放送される連続ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)に主演することが10月9日、分かった。津田寛治さんとベッキーさんの出演も発表された。ベッキーさんが民放連続ドラマにレギュラー出演するのは「ショムニ2013」(フジテレビ系)以来、約6年ぶり。同作で、要さんはどんな依頼人でも、必ず勝たせる“悪魔の弁護人”の御子柴礼司、ベッキーさんは御子柴の法律事務所の事務員・日下部洋子、津田さんは東京地検のナンバー2で御子柴のライバルの岬恭平を演じる。

 ドラマは、作家の中山七里さんのミステリー小説「弁護士・御子柴」シリーズ(講談社)が原作。同シリーズの「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」「追憶の夜想曲(ノクターン)」「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」「悪徳の輪舞曲(ロンド)」を実写化する。

 要さん扮(ふん)する御子柴は、多額の報酬を要求するが請け負った依頼はどんな手を使っても勝訴に導く悪徳弁護士。誰とも群れず、その過去は一切謎。実は14歳の時、凶悪犯罪を起こした元少年Aで、当時は園部信一郎という名前だったが、医療少年院に入ったとき御子柴礼司と名前を変え、少年院を出てから独学で弁護士になったというキャラクター。

 物語は、派遣切りに遭い無職の洋子が、ハローワークで紹介された事務員募集の面接のため、とある法律事務所にやってくるところから始まる。そこには事務所の主・御子柴が静かに座っていた。「時間に正確だな、採用だ」。訳も分からぬまま、洋子は御子柴法律事務所の事務員として採用される。そして、ある日、御子柴は「世田谷の夫殺し」を担当することになり……という展開。

 ドラマは12月7日から毎週土曜午後11時40分に放送。全8話を予定。

 ◇要潤さんのコメント

 タイトルがすごく面白そうでひかれたこと、加えて弁護士役は、一度演じてみたかったので、すぐにやらせていただきたいと思いました。台本を読むと論争を戦わせ、ドラマチックな展開があり、御子柴の弁護士の能力も描かれていたので「楽しみだな、演じてみたいな」と思いました。

 「勝つことが正義だ」というセリフがあるのですが、御子柴は、「勝ち」にこだわるだけでなく「生きるか死ぬか」裁判に命を懸けて臨むタイプ。人がどうこう言おうが「自分はこうだ!」と思ったら曲げずに猪突(ちょとつ)猛進して行く。その点は僕も御子柴と似ていますね。

 世の中には、喜ぶ人がいたら悲しむ人がいるように、一見、正義に見えても悪だったり、表に見えても裏だったりする部分があるので、その辺はすごく考えさせられるドラマだなと思います。話が進むにつれて御子柴の人間像が見えてきます。感動できるシーンもあります。土曜の夜「疲れたな」と帰宅されて見たときに“明日の活力”になれるようなドラマにしていきたいなと思っています!

 ◇ベッキーさんのコメント

 「ようやく弁護士ものの依頼が来た!」オファーを受けたときは喜び、台本を開いたら、事務員役でした(笑い)。でも台本を読むうちに面白さにひかれ「ぜひ、やりたい!」という気持ちが大きくなっていきました。

 洋子は、すごく真っすぐな心を持っていて、一生懸命で、人の心に寄り添う人です。パッと見や肩書きで人を判断することはありません。そんな理想的な洋子に、お芝居を通じて少しでも近づけたらいいなと思いました。

 要さんとは13年前に一度ドラマでご一緒していますが、同じシーンはほぼなかったので、しっかりお話しするのは今回が初めてです。一見クールだけど内側は温かい方です。現場でも笑いを提供してくださるのですが、それが「俺おもろいやろ~」という感じでなく、さらっとする感じの“オシャレおもろ~”で全部がスマートなんです。御子柴とかぶる感じがします。

 このドラマはシリアスで、ちょっと重めな題材ですが“本当に信じていいものは何か”をすごく考えさせられるすてきなメッセージが込められているのでぜひ見ていただきたいですし、純粋に面白いです! こんなに「台本まだですか?」って聞いたのは初めてで、「早く次が見たい」と思う展開が待っているので一緒に楽しんで、驚いてください!

 ◇津田寛治さんのコメント

 オファーを受けたときは「来たな」と。男優をやっていればいつか訪れる刑事もの・法廷もの・医療ものの3大峠の一つがとうとう来たかと。今まで検事も弁護士もやったことがありますが、これほどガッツリ法廷シーンのある連ドラの検事は初めてで、脚本をパラパラとめくったときにストーリーも頭に入らないくらい膨大なせりふに圧倒されて襟を正し、腹をくくりました。

 岬にとって正義が主軸。そして御子柴とはライバルではなく明らかに「自分のほうが上だ」というところを見せ、法廷や裁判所では「岬が主役だ」というぐらいの思いでやっていこうかなと思っています。

 要くんとは10年ぶり。現場で岬として会ったとき、御子柴が冷酷さの中に隠しているピュアで純粋な優しさみたいなものが要くんにも見えて「予想以上だな」と鳥肌が立ちました。このドラマは“今までにない法廷もの”です。まさに見どころは法廷シーン。「こんなこと法廷で!?」みたいなことが展開していくと思いますのでぜひお楽しみにしてください!

 ◇ドラマの松本圭右プロデューサーのコメント

 御子柴礼司役・要潤さん

 元少年A役で必ず勝訴を勝ち取る悪徳弁護士。「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~」はそのしょく罪の道を描く勝負作です! 今作では主人公・御子柴礼司の表と裏を絶妙なバランスで感じさせる演技力が肝になります。誰にお任せすれば良いか考え始めた瞬間に要さんが真っ先に頭に浮かびました。朝ドラでは穏やかながら芯のある義兄として主人公を包み込み、今年公開された大作映画ではマンガ原作の世界観を見事に再現! 東海テレビ制作でも、古くは昼ドラの名作・嵐シリーズの最新作(「新・愛の嵐」2002年)ではテレビの前の奥様をとりこにしていただき、土ドラに勝負の場を移してからもWOWOWさんとの初の共同製作ドラマ「犯罪症候群」(2017年)で、冷徹な天才犯罪者をクールに演じていただききました。東海テレビが勝負をかける時、そこには必ず、要さんがいる! そう言っても過言ではありません! このドラマもまた、重いテーマ、メッセージにチャレンジした勝負作です。そんな勝負作だからこそ、要さんにお願いするしかない! 要さんに御子柴を生ききっていただければ、このドラマも視聴者の方に届く! そう確信しております。

 日下部洋子役のベッキーさん

 御子柴法律事務所にやってくる事務員・日下部洋子はある意味、視聴者の代弁者です。御子柴をフラットに見つめ、視聴者の方が感じることをそのまま言葉にするようなキャラクターであり、ストーリーも洋子の視点で描かれることが多くなっています。

 重いテーマの中で洋子には明るさと、過去ではなく未来を映す役割を担ってもらいたいと思っています。衣装合わせで初めてお会いしたのですが、暑苦しい思いをぶつけるプロデューサーの一言一言を真剣に聞いてメモを取るベッキーさんの姿に、洋子の真っすぐさをそのまま見た気がしました。この方なら、御子柴の全てを受け入れてくれる、そう確信しました。人生にやり直しはあるのか……。視聴者の方には、要さん演じる御子柴の「しょく罪の道」を、ベッキーさん演じる洋子と共に感じ、ドラマ全体を楽しんでいただけたらと思っております。

 岬恭平役の津田寛治さん

 土ドラのプロデューサー陣が一つ大きなテーマとして持っているのが、「視聴者の方に本物の芝居を届けよう」という思いです。今回で言えば、御子柴と岬の芝居合戦が見所の1つ! 要さんと津田さんが法廷でぶつかりあう……。想像するだけでワクワクします! 伝えたいメッセージ、テーマはありますが、視聴者の方には「ただ芝居を楽しんでいただく」だけでも見ごたえのあるものをお届けするとお約束しますので、12月の土曜夜を楽しみにお待ちいただければと思います!

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